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ジョー=ウィルフリード・ツォンガ、テニスにかける情熱

読了時間:4分
公開日 2023年09月08日

2022年5月24日にジョー=ウィルフリード・ツォンガは全仏オープンでの引退を表明しました。ツォンガは、引退後もテニスの世界から離れることがありません。実業家としての第2の人生を歩み始めたツォンガは、ALL INグループとリヨンにあるそのカントリークラブの発展に尽力しています。バボラはオフィシャル・パートナーとしてラケット、ボール、ストリング、バッグなどを提供しています。

ツォンガは、つねに情熱に突き動かされてきました。37歳の彼は、世界ランキング5位に輝いたキャリアには飽き足りません。ツォンガは、2019年に元コーチのティエリー・アシオーネとともに、新たな冒険となるALL INグループの展開に乗り出します。ここ数ヶ月間にわたって、2人はリヨン・デシーヌにあるALL IN カントリークラブの開発に全力を注いできました。

「リヨン・デシーヌ ALL IN カントリークラブとは?」の記事はこちら

クラブは、彼にとって野心的な一大プロジェクトです。そして、ツォンガは、つねに野心とともに歩んできました。彼は、不可能ともいえるものに挑戦することを自身のスタイルとしています。「このカントリークラブにおいて、長年の夢を叶えられたことを誇りに思うとともに、光栄に感じています。これほどの大きなスケールのプロジェクトが実現することは予想さえできませんでした。新型コロナ感染症のパンデミック期には、パソコンの前から離れることなく、ビデオ会議に明け暮れてプロジェクトを進めてきました。気の遠くなるようなエネルギーが必要でした。プロジェクトが成功したことを心から誇りに思います」。

元選手のビジネスパートナーであり、ALL INグループ共同設立者を務めるティエリー・アシオーネも、ツォンガとの協同体制に対してとても満足しています。「ジョーは、何よりもまず1人の大切な友人です。とりわけまだプロ選手であった時代の彼は、このプロジェクトを公表しないことを希望していました。かつてのチャンピオンが、栄えある自身のキャリアをかけてプロジェクトを実現させるということは、私たちにとっても素晴らしいことです。ジョーは自身の個人的なスポーツだけではなく、私たち皆のスポーツに対しても同じ情熱を注いでいます。その情熱こそが、彼の驚くべき推進力の源なのです」。

ツォンガは、実業家として新たな道を歩み始める前の2004年から2022年までのプロ選手時代に、バボラとともにその卓越した才能を世に知らしめました。18のタイトル獲得、グランドスラム決勝進出、そしてオリンピックでのメダル獲得と、彼のキャリアはフランス人テニスプレーヤーの中でも象徴的と言えるでしょう。

全仏テニス連盟が誇るツォンガは、数々の輝かしい功績を残しています。2008年、22歳の年ではじめてプロの世界においてその存在を印象付けました。全豪オープンの準決勝において、かのラファエル・ナダルを相手に(6-2, 6-3, 6-2)で勝利を勝ち取り、自身のプロキャリアにおいて最初で最後となるグランドスラム決勝進出を果たします。最終的に第3シードのノバク・ジョコビッチに4セットで敗れることになったものの、すでにプロとして最大の功績を手にすることになりました。数か月後にバンコクで開催されたインターナショナルシリーズ トーナメント (ATPツアーに相当) では、このジョコビッチをリードし、見事に初優勝を果たしています。

Jo Wilfried Tsonga

ATPツアーで飾った18勝

その華々しいキャリアを通じて常にバボラのラケットを愛用したジョー=ウィルフリード・ツォンガは、Aero Pure Driveを経て、2017年の全仏オープン以降はPure Aeroとともに戦ってきました。2008年にパリで、2014年にはトロントで、2度にわたってマスターズ1000のタイトルを獲得しています。2011年のロンドン マスターズにおいても決勝に進出し、2012年のオリンピックではダブルスで決勝に進出しています。また、チームプレーにおいても才能を発揮し、2017年にはフランス代表チームとしてデビス杯で優勝を果たしています。ツォンガはトータルで18にのぼるシングルスのタイトルを獲得しています。コート上、そしてコート外でも類まれな才能を証明し続けています。

※バボラ契約選手はカスタマイズされたラケットや写真とは異なるモデルを使用している場合があります。

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