稲妻の如く、閃光に輝く新しい「ピュアドライブ」。

9月24日、待望の第10世代目※となるピュアドライブが登場します。それはバボラのベストセラーラケットであるピュアドライブ本来の圧倒的なパワーに、あらゆるレベルのプレーヤーが期待する、さらなる爆発力をもたらしました。
※日本では発売を開始したモデルから通算で第8世代目へのバージョンアップ。
 

1994年の発売以来、プレーヤーの間で定評のあるピュアドライブのコアな要素に加えて、バボラの技術革新による「実感できる進化」を実現。青いバボララケットの圧倒的なパワーをキープしながら、新しいピュアドライブには稲妻の閃光のような爆発力を付加しました。
 

爆発力のあるパワー

 

バボラのラケットには、パワー、スピン、コントロールに対応した3つのタイプがあります。黄色のピュアアエロ(ラファエル・ナダルが使用)はスピン系、白と赤のピュアストライク(ドミニク・ティエムが使用)はコントロール系、青を基調にしたピュアドライブはパワーを重視したラケットです。アンディ・ロディックが当時における最速のビッグサーバー(155mph/249km/h)としての地位を確立したのもピュアドライブであり、キム・クリステルスが4つのグランドスラムのシングルスタイトル(1980年以来初めてのママさんプレーヤーとしての優勝を含む)を獲得したのもこのラケットです。そして今日では、ファビオ・フォニーニ、ガルビネ・ムグルザ、ソフィア・ケニンをはじめとする多くのツアープレーヤーが使用しているラケットです。

ピュアドライブの「パワー」とは、いわば汎用性のあるパワーといえるでしょう。たとえば、トップ10プレーヤーの中にもこのラケットを使っている選手が二人いますが、そのパワーはそれぞれ、全く異なる方法で活用されていることがわかります。

まず、女子における最強のストライカーの一人であるカロリナ・プリスコバは、グランドストロークでゲームを支配し、巧妙なウィナーを決める選手です。それに対して、ファビオ・フォニーニの基本スタイルはカウンターパンチャーですが、遅い打球や短い打球に対しては、ディフェンスから一転し、攻撃に打って出るための爆発的なパワーを確保しておきたいというニーズがあります。

また、フレームの優れた安定性も新しいピュアドライブの特長です。これにより、より高いエネルギーリターンが得られるため、ボールをストリングベッドの真ん中で捉えることができなくても爆発力が得られます。それは、急なアクセルに車が反応したり、サッカー選手が、突然ディフェンダーを振り切り、ゴールに向かって突進したりする感じに近いといえるでしょう。

「パワー」とは、コートの奥深くからボールを打つために必要なエネルギーであり、「爆発力」は、ストリングを離れるときのボールの加速によって引き起こされます。新しいピュアドライブでは、フレームの安定性を高めることで、ラケットから生み出される爆発力をいとも簡単に使いこなせるようになりました。その結果、対戦相手には予測さえできないウィナーも打つことができるのです。

革新のテクノロジー

 

進歩がどのようにもたらされるかを簡単な言葉で説明することは困難です。現代のラケット製造には、航空宇宙産業での発見など、専門性の高い科学技術が応用されていますが、バボラのアプローチは、革命的なものを究めるのではなく、進化し続けること。新しいピュアドライブでは、2018年のモデルの長所を継承しながら、誰もが実感できる優れた改良が加えられています。

フレームの安定性を高めることで実現した爆発力は、そういった改良点の一つです。もう一つは、「Smacwrap」テクノロジーによる打球感の向上です。「Smacwrap」とは、特定のエリアのカーボン層に組み込まれた粘弾性材料のことで、フレームのメカニカルな特性を損なうことなく、不要な振動を除外することができるようになりました。

つまり、ボールがストリングに当たったときに発生する振動に対して、快適な打球感につながる振動はそのままに、腕の故障などにつながる有害な振動を最小限に抑制することができるわけです。その結果、打球感が向上し、打ち抜いたショットの満足度がより高まります。


新しいピュアドライブは、稲妻の枝分かれしていく閃光を現した刺激的なデザインになっています。ピュアドライブの濃いブルーの配色だけでなく、あらゆるレベルのプレーヤーが求める爆発的なパワーを瞬間的で予測不能な稲妻にたとえているのです。そのツートーンブルーは温かくも印象的で、見た目の美しさと高度な機能性も同時に表現しています。

ラケットだけでなく多彩なピュアドライブコレクションも登場

 

 

そして、新しいピュアドライブは、ラケットだけではありません。独特の「ナイトストーム」ブルーを基調としたラケットバッグから、リストバンド、キャップ、タオル、Tシャツ、フード付きジャケット、さらには、世界をリードするタイヤメーカーであり、地面とのコンタクトに関するエキスパートでもあるミシュランとのコラボで開発されたプロパルス・フューリー・シューズまで、多彩なアイテムを取り揃えたピュアドライブコレクションとして登場します。つまり、ピュアドライブのファンなら、頭のてっぺんから足のつま先まで、ピュアドライブのカラーで主張できるわけです。

さらに、コレクションには2つの象徴的なストリングも含まれており、これらもブルーカラーで登場します。ピュアドライブのフレーム特性を最大限に活かすべく開発されたRPMパワーとタッチVS。ブルーのストリングを張ったピュアドライブは、まさに最適なパフォーマンスのためにチューニングされた武器とも言えるでしょう。いずれのストリングもメイン、クロスの両方に使用することができ、100%RPMパワーもしくは100%タッチVS、あるいはハイブリッドで張ることができます。
 

発売スケジュール

新しいピュアドライブには、プロ用の競技モデルからクラブプレーヤーやジュニアプレーヤー向けまで、あらゆるレベルや年齢層のプレーヤーに合わせた12のモデルがあります。ピュアドライブとジュニアモデルは9月24日、その他のモデルとピュアドライブコレクションは2021年1月からの発売になります。
 

終わりなく続く偉大な歴史

バボラ初のラケットとして、ピュアドライブが誕生したのは1994年。テニスの始まりとともに歩んできたバボラのストリングに比べると歴史は浅いのですが、リリース後、即座に成功をおさめました。初代ピュアドライブを手にしたカルロス・モヤが、小さなバックスイングで大きなパワーが出せるラケットとして絶賛、これを使って4年後にはグランドスラムでの初優勝を果たしたのです。

今回登場するピュアドライブは、第10世代として、初代モデルのDNAをそのまま受け継いでいます。それは、この26年間のうちにピュアドライブを使ったことのある人なら誰にでもわかる基本的な特長であり、そこに改良を加え続けてきたのがピュアドライブの歴史です。新しいモデルでは、その圧倒的なパワーに爆発力が付加されました。

バボラのラインナップにおいて、ピュアドライブは「パワーラケット」として位置づけられていますが、事実上、オールランドモデルと言うこともできます。軽量であるため操作性が良く、コートの奥深くからのパワーショットよりも、ボレーにおけるフィーリングの良さを重視して、このラケットを選ぶプレーヤーもいます。

多くのトッププロやコーチ、ジュニアやクラブプレーヤーに支持されるピュアドライブは、世界のベストセラーだと言えるでしょう。今回の改良によって、最先端のテクノロジーと、予測不能のウィナーを実現してくれる爆発力をどんなレベルのプレーヤーにも実感していただけるはずです。
 

 すべての人にパワーを・・・ピュアドライブ・ストーリーのエキサイティングな第10章の始まりです。