バボラ、フランスにおけるスポーツシューズに関する 初のオートメーション工場と パートナーシップを結ぶ

リヨンのブランドであるバボラは、テニス、パデル、バドミントンといったラケットスポーツの専門家です。バボラはパイオニアとして、またイノベーターとしてのDNAを常に固く守り、フランスにおけるスポーツシューズの完全自動化での生産を可能にするプロジェクト「Advanced Shoe Factory(ASF4.0)」への投資を決定しました。
 
オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏の中心に位置するコミューン アルドワ(07)に工場を構えてから1年後に当たる2021年9月16日木曜日に、ASF 4.0はその生産ユニットを始動しました。


「MADE IN FRANCE」の提携

 

この野心的な移転プログラムには、フランスのスポーツにおける2大ブランド サロモンとミレーが参加しています。サロモンとミレーは、バボラと同様、オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏に本社を構えています。3社ともに、テクニカルテキスタイルを専門としたシャマテックスグループの子会社 ASF 4.0の株主になっています。 
つまり、それは断固とした共同プロジェクトであり、「それぞれの最高のノウハウを組み合わせることで、イノベーションと移転の望みを叶えるために、敢えてリスクを冒した人々や経営者たちとの出逢い」と、バボラ社社長エリック・バボラはまとめています。

バボラとシャマテックスのパートナーシップは、2013年に両社が歩み寄り、特許取得済みのテキスタイル Matryx®テクノロジーを開発したことに遡ります。これは、超軽量で丈夫な素材で、バボラのシューズの多くのモデルにおけるアッパー部分を形成しています。

最適化するための移転

 

ASF4.0の工場は、バボラの戦略にとって意味を成す次のようないくつもの明確な目的に応えています。すなわち
•    欧州の消費者に出来る限り寄り添い、直結した生産と物流組織を介し、消費者のニーズにいっそう迅速に対応すること。 

•    より柔軟に、より小さなシリーズで新製品を試験するために、向上した能力を使用していっそう柔軟になること。
•    二酸化炭素排出量を最小限に抑える現地で行われる生産によって、環境にいっそう配慮すること。
•    消費者の期待と要求に応えるために、製品性能を継続的に向上させること。
 

最高のパートナーと共同開発したシューズの専門技術

 

1875年、リヨンで創業したバボラは、世界で最も歴史のあるラケットスポーツ専門メーカーです。この分野に関する約150年の経験を有するバボラは、コートやプレーヤーたちの一番近くでゲームを観察することで、使用する人に最も適した、最高の製品を製造することを、現在では可能とするような専門技術を開発しています。それは何よりも、2003年に誕生したシューズのカテゴリーにおけるものです。当初から、バボラはミシュランとともにソールの開発を行いました。実際、ラケットスポーツについては、多くの動きを伴うためにシューズの摩耗がより激しくなります。また、テニス、パデル、バドミントンなど、さまざまなコートの表面に応じて、グリップ力も重要になります。したがって、ゴムの摩耗と地面との関係の専門家と協力することは当然の成り行きでした。適切なバランスを見つけるために、当時、バボラとミシュランのチームは、ソールのデザインについて2年間の研究開発を必要とし、またアッパー部分のテキスタイル(Matryx®)について、シャマテックスとの研究開発にも同様の歳月がかかりました。Matryx®は、ケブラー糸と高強度のポリアミド糸を織り上げた耐久性に優れた素材から作られていますが、足を最適にサポートするために、すべて非弾性素材を使用しています。

ASF 4.0は、重要な第一歩であり、スポーツ全体におけるバボラのシューズにとって、非常に大きな技術的前進と言えます。